このサイトの目的は株式会社シマダマシンツール（旧社名：株式会社 嶋田鉄工所）という会社がどういう会社なのか？どういう製品やサービスを提供してくれるのか？いや、もっと直截的に言えば、シマダマシンツールだから提供できる価値・ベネフィットとはどんなものか———。そういう存在意義のようなものをあなたに伝えることです。

　シマダマシンツールは私の祖父が1947年に愛知県蒲郡市に創業した会社です。その頃は明確な経営計画や自社ブランドの製品を持っていたわけではなく、とにかく自分の会社を興したい、何かを創って売りたいという夢だけで一歩を踏み出した会社です。祖父もまたこの時代の日本に数多くいた夢とロマンを持つ若者のうちのひとりでした。

　そのような会社が飛躍するきっかけになったのが1962年の日本では初めてとなる6軸自動盤（いわゆる多軸自動盤）の開発でした。欧州発祥で、大戦前後から北米や欧州で金属部品の大量生産にはよく用いられていた機械を祖父はどこで初めて見たのか。自分で作ろうと決めた時の高揚感や開発に成功した時の達成感、さらに1号機が売れた時の感動を今は亡き創業者から聞くことはもうできません。しかし、この1962年をターニングポイントに、私たちシマダマシンツールは今に至る個性と存在意義を手に入れることが出来ました。

　それから60年以上、多軸自動盤（6主軸・8主軸旋盤）へのNC装置搭載、主軸ドラム割出し型の2主軸／3主軸／4主軸NC旋盤へと製品ラインアップを拡充するとともに、それらを支える自動化技術と加工技術を磨いてまいりました。

　これらは全て主軸（スピンドル）を複数有する工作機械であり、主軸の数だけ工程を分割できるために、他のどの機械よりも短い時間で加工できるという価値を、世界中の金属部品加工を生業とする企業様に提供することが出来ます。

　シマダマシンツールに相談すれば 多軸自動盤 ＝ Multi - Spindle のラインナップが全て揃っていて、その圧倒的なハイスピードで工場の生産性を高めてくれる：そんなお客様の期待を上回る提案ができるよう技術とアイデアをこれからも磨いていきます。

　そしてこのユニークで希少な技術を私の次の世代につなげると共に、小さくとも日本の工業力と日本の輸出産業に貢献できるよう日々努力を積み重ねてまいります。

　このサイトをご自由にご覧ください。私たちの事をもっと知って頂けて、そしていつかお客様として、お取引企業様として、地域社会の皆様として、一緒に働ける仲間としてご一緒出来る日を楽しみにしています。