2SI-8 Mk-Ⅱ
開発の経緯
多くの工場で当たり前に使われているNC旋盤ですが、
切粉を実際に出していない時間=アイドルタイム
が極めて長いという現象を様々な工場で頻繁に目にしてきました。
世の工場で見られる景色
(切粉が出ている時間が少ない)
サンプルムービー
切粉が出ている時間が少ない例
トータル105秒のうち
40秒しか切粉を出していない
1次工程機の実稼働率は38%にまで低下します。
これは、オペレーターは一生懸命働いているにも関わらず、です。
オペレーターが疲れてきたり、作業に慣れていなければ、実稼働は30%を割り込んでしまいます。
世の工場で見られる景色
サンプルムービー
さらに…
じつは1次工程機の実稼働率は38%ではなく、
もっと低い値になる要因が隠されています。
これらの大いなるムダを解消したい。
世界中の工場で当たり前に使われている
オーソドックスなNC旋盤で
生産性革新を起こしたい——。
このような思いから、
この2SI-8 Mk-Ⅱを考案しました。
工作機械は切粉を出している時間が唯一売り上げを生み出す瞬間です。
オーソドックスでどんなオペレーターにも簡単に使いこなせ、
プログラム作成も容易なタレット1台のNC旋盤。
にもかかわらず…
- ・実稼働率≒100%
- ・1台で2工程完品加工を行える
(機械を2台購入しなくて済む)
この2大コンセプトを持つ極めてオーソドックスな
複合NC旋盤:2SI-8 Mk-Ⅱを新たに開発しました。