4スピンドル 2タレット

4主軸2NC旋盤

2011年に㈱北川鉄工所殿(KITAKOコーポレーション株式会社 殿)から引継ぎ、これまでに北川殿で横型・立型を合わせてシリーズ累計で1500台以上が生産
された超生産型の4主軸2NC旋盤。

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4主軸2NC旋盤とは

“アイドルタイムを極小化すること” を目的に開発されたワーク着脱のロスタイム「ゼロ」マシン。4本の主軸は、加工軸2スピンドル + ローディング軸2スピンドルにて構成されています。

つまり、2本の主軸(スピンドル)で加工中に、別の2本でローディング&アンローディングやワーク反転を同時に行ないますので、ロスタイムはゼロ!両作業が完了すれば主軸ドラムはマシニングセンターのパレットチェンジャーのように180°旋回します。
※実質アイドルタイム(機械停止時間)は、キャリアユニットの旋回時間のみとなります。
HS4200で約1.5秒、VT4-350で約5.0秒になります)

01

4スピンドル旋盤の特徴は?

  • A1
    最短のアイドルタイム(ワーク着脱・チャックへのエアーブロー・寸法測定等を丁寧にゆっくりと行なっても、加工時間内ならばサイクルタイムは延びません)
  • A2
    1台で同時4役もこなします。
    表面加工/裏面加工/着脱/反転 = 小さなスペースで高い生産性
02

4スピンドル旋盤が
強みを発揮するワークは?

  • A1
    加工時間に対して着脱時間が長いワーク。
    例えば
    加工=40秒、着脱40秒
    加工=10秒、着脱10秒のように加工/着脱が同タイム
  • A2
    OP1(表側)と OP2(裏側)の加工時間差が長いワーク。
    例えば
    OP1=25秒、OP2=10秒
    【下図の2.表裏反転加工(AA/BB方式)を参照下さい】
  • A3
    高精度で、かつ大量生産のワーク
  • A4
    ローディング時間の長い異形で重量物には → VT4-350は最高の解決策です。

フレキシビリティのある加工システム
(多様な加工システム)

  • 01

    表裏反転加工 1(AB/AB方式)

    OP1とOP2の加工時間が
    ほぼ同じの場合

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    サンプルムービ
  • 02

    表裏反転加工 2(AA/BB方式)

    OP1とOP2の加工時間に
    差がある場合

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    例:OP1 が25秒、OP2 が10秒のような場合、
    サイクルタイムは35秒/2個=17.5秒

    サンプルムービ
  • 03

    2個同時加工(2個入れ2個出し AA/AA方式)

    片側(OP1)加工のみの場合
    1サイクルあたり2個の完成品ができます

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    例:ワーク1個 が25秒の場合、
    サイクルタイムは25秒/2個=12.5秒

    サンプルムービ