多軸自動盤での
多様な加工方法

  • ワーク2ヶ取り加工

    2個取り加工とは、ローダーやチャッキング装置等々を各2ヵ所設置することでワークを1サイクルで2ヶ加工する方法で、サイクルタイムは単純に半分になります。

    ワーク2ヶ取り加工

  • ワーク反転 裏表同時加工

    1台の機械内でワークの表側加工→ワーク反転→ワークの裏側加工→ワークの排出という具合に、本来2台の機械を必要とする工程を当社の機械では1台で行うことが可能です。
    これにより省スペース、省人化や付帯設備を含めた設備投資額の抑制だけでなく歩留まりの向上にもつながります。

    ワーク反転 表裏同時加工

  • 異形ワーク加工

    通常、多軸自動盤のチャッカータイプで鍛造品や切断材の後加工をする場合、主軸(チャック)を回転させたまま行います。
    しかし、ワークが四角材や六角材をはじめとした異形ワークではチャックとワークに傷がつき成り立ちません。

    そこでシマダでは着脱の1軸のみ回転を止め、ワークのローディング及びアンローディングを行い、他の5軸は回転をし、加工を行う方式を考案しました。これならばアイドルタイム・ロスタイムが生じない高効率な旋盤加工が異形ワークでも可能となります。

    CN660-DSP

  • ポリゴン加工

    ポリゴンとは「多角形」の事です。(六角形などの)ポリゴン加工とは、加工素材を回転させ、それと同期してツールを回転させることで四角形、六角形など多角形状製品を大幅に短い加工時間で行える加工方法です。

    ワーク回転速度の倍の回転速度でバイトを回転させ加工を行います。2面取りならばバイトは1枚刃、4面取りなら2枚刃、6面取りならば3枚刃の様に、面の半分の数のバイトをセットし、ポリゴン加工を行うことになります。

  • 転造

    転造とは転造盤(転造機で)強い力を加えて素材を変化させる塑性加工の一つで、棒状の加工素材を回転させながら、転造ダイスと呼ばれる工具により成形する方法です。転造は、おねじの加工用に開発された加工方法で、転造加工において現在でも最も一般的に利用されているのがおねじ加工です。他には、スプライン、セレーション、ウォーム等のような部品加工にも用います。転造ダイスは、外周がねじの形をした複数の円筒形状からなり、通常2個の2ダイス、または3個の3ダイスを1セットとして用いられます。おねじの異なる加工品に対してそれぞれ専用のダイスを用意する必要がありますが、ダイスの形状によりメートルねじ(M)や台形ねじ(TM、TW)、テーパネジ(PT、PS)のほか、特殊成形ねじ等、多種多様な製品を製作することが可能です。

    加工手順は、素材(棒材)を転造ダイスにより挟み込み、素材を回転させながら、素材の中心方向へダイスに圧力を加え成形します。このようにして成形されたねじを転造ねじといいます。

    転造加工において通常は冷間(常温)で加工を行います。冷間成形中、素材の組織は移動するだけで切断されないため、切屑を出しません。また、転造ねじは切削ねじに比べて強度があり、加工能率も高く、量産品の製造に適しています。しかし、鋳鉄や硬度の高い素材は、伸び率が低かったり、硬度が高いため転造には向いていません。

    シマダの多軸自動盤では2ダイスによる転造加工をクロススライドにて、3ダイスによる転造加工はメインスライド(エンドスライド)にて行えます。

  • 総形バイト

    ワークをある形状に加工するのにバイトを加工形状に沿って走らせて加工すると加工時間がかかり、サイクルタイムが伸びて生産効率が下がってしまいます。そこで加工図と同一の形状・寸法をした刃を持つバイトを押し付けて加工することで飛躍的に早いサイクルタイムを可能にし、寸法管理も楽に行えます。このように加工形状の形に作ったバイトのことを総形バイトといいます。
    総形バイトには、ダブテール、サーキュラー、スローアウェイ式、平錐・半月錐などがあります。

    シマダでは旋盤本体だけを売るのではなく、総型バイトなど各仕事にマッチした刃具についても多様な選択肢の中から提案します。

  • ダブテール

    その名の通りDovetail(鳩の尾)の形をした形状により、すくい面を研磨するのみで繰り返し何度も使用できる為、コストパフォーマンスに優れ、芯高調整も非常に容易に行える工具です。

    シマダの多軸自動盤では加工内容に合せたダブテールの刃形状をお客様に提案し、クロススライドやNCスライドに多用しています。